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骨太教育論

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2020-04-08更新

教室長の骨太教育論~第8回:今だからこそやっておきたい〇〇~

こんにちは、教育サポート瀬戸校の山中です。

今日は、教室長の骨太教育論の第8回です。テーマは、ずばり、「今だからこそやっておきたい〇〇」です。

広島県では、学校が再開され、塾も開校しており、現状では、学びの機会がしっかりと保証されていると言えるでしょう。しかし、今後の状況次第では、緊急事態宣言が発出され、上記の学びの場が一時的に失われてしまう可能性があります。そのような時に、やっておくべきこととは何でしょうか?

それは、「学力を下支えする能力の向上」です。具体的には、暗記力、ワーキングメモリー、読解力(速読and精読)、表現力の育成です。授業が受けられない状況では、予習をすることはなかなか難しく(オンライン授業だけでは、深いところまで理解することには限界があります。)、復習がメインになります。そこでできた遅れがその後の学習に悪影響を与えてしまうのではないかという懸念があることでしょう。しかし、上記の能力を向上させることで、授業再開後、何倍ものスピードで学習を進めることができるようになれば、心配がありません。例えば、2倍のスピードで暗記したり、読むことができるようになれば遅れをすぐに取り戻すことができます。では、具体的にそれぞれの能力をどのように伸ばしていけばよいのでしょうか?

暗記力:目標をしっかりと立て、日々暗記する個数を増やしたり、時間を短縮したり自分に負荷をかけましょう。また、忘却曲線の理論(1ヶ月後には8割程度忘れてしまう)を理解し、1ヶ月後の復習も意識しましょう。さらに、暗記の質を高めるため、メモリーツリー等を活用して、物事を関連づけ整理して暗記しましょう。

ワーキングメモリー:短期記憶を鍛えましょう。設問を素早く短期的に残すことができれば、与えられた文章と設問の往復回数が少なくなり、効率良く解答することができるようになります。教科書の文章、図、表などを制限時間を設けて脳に焼き付けて、完了したらノートに自力で再現するなどの活動が効果的です。

読解力:速読と精読の両方を行いましょう。速読では、短時間で重要な情報のみを拾い、要約などするのがよいでしょう。精読では、一言一句、全ての文章の意味が分かるように国語辞典や英和辞典を活用して、読んでいきましょう。読了の目安は、自分が先生になったつもりで生徒からどの文章について質問されても答えられる状態であるかとなるでしょう。

表現力:要約、作文、小論文などに取り組みましょう。また、ブログ等を書いてみることもおすすめです。(もちろんメディアリテラシーに配慮して)それぞれの文章の書き方を知ることはもちろんですが、読み手を意識して、目的を持って書くことを大切にして下さい。さらに、書くためには、インプットが必要ですから、読解に意義が生まれるなど、上記の他の能力を高めるモチベーションにもなります。

以上です。いかがでしょうか?コロナによる厳しい状況を嘆くだけでなく、「学びの場」は必ずしも保証されるわけではないという現実を学びましょう。「学びの場」は自分で作る。また会える日を楽しみに、それぞれがより成長した自分になれるように「学力を下支えする能力の向上」に愚直に取り組む。そうすることで、再会後の学習はその相乗効果で爆発的に高まるのではないでしょうか?2週間や1ヶ月は大きいですが、そんなものすぐにでも取り返せます。生徒のみなさん、息抜きしつつ前を向いて頑張っていきましょう。そんなみなさんを、これからも全力でサポートしていきます。


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