教室長の骨太教育論～第13回：個別指導全盛期における集団指導の意義とは！？～

こんにちは、教育サポート瀬戸校の山中です。

今日は、教室長の骨太教育論の第13回です。テーマは、ずばり、「個別指導全盛期における集団指導の意義とは！？」です。

2000年以降、個別指導への需要の高まりから、個別指導塾が急増しました。そのような状況下で、集団指導を行う理由はどこにあるのでしょうか？

集団指導は、少ない講師の人数で、一度にたくさんの生徒を教えることができます。そのため、講師を募集する手間が省けることや、一人ひとりに手間暇をかけた指導をしなくても済む（全体の雰囲気で何となくやっている感じになる）ことなどが理由で集団指導を選択している場合も多いのではないでしょうか？これは、生徒に対する集団指導のメリットではなく、塾（経営者）に対するメリットです。このような理由で選択された集団指導を受講しているのではないかと感じたら注意が必要です。

また、集団指導で成果を出すためには必須条件があります。それは、担当講師が、クラスを良い方向にコントロールすることができるだけの力量を持っているかどうかです。私語があったり、生徒が指示に従わなかったりする状況が少しでもあれば、たちまちクラスは無法地帯と化してしまいます。まずは、基本的な学習姿勢を身に付けさせ、そのうえで、主体的に学ぶ雰囲気を醸成できるスキルが担当講師には求められます。厳しいだけでは、生徒は折れてしまいます。厳しさの先にやる気になれる自分を発見させることができるかが担当講師の力の見せ所です。ただし、厳しさを経ずに、生徒に擦り寄ることで塾つなぎとめようとする姿勢が見られる場合は要注意です。

さて、上記の2つをクリアして、集団指導の真の意義について語っていきましょう。箇条書きにすると、

①自分に甘えた学習スタイルを捨てることができる。

学習のスピードは、本来自分で決めるものではありません。入試から逆算して、1日の学習量を決めるべきなのです。集団指導では、それがきっちりと提示され、提供されますから、自分が入試に対して進んでいるのか、遅れているのかが一目瞭然となります。

②多様な生徒と関わることで自分の視野を広げることができる。

集団指導では、他の生徒の考えを聞くことで、新たな考えを得たり、他の生徒の間違いから学ぶことができます。勉強は本来自分の殻にこもってするものではなく、他人との関わり合いから深まっていくものなのです。ですから、先生だけが先生の個別指導に比べ、先生と他の生徒全てが先生になり得ることが集団指導のメリットと言えます。

③競争することで、自分の能力を最大限高めることができる。

担当講師が、クラス内のどの層に合わせるかで変わってくる部分もありますが、一番出来る生徒に合わせて授業を行った場合、その集団の学力は全体的に底上げされます。もちろん自分のレベル以上のことを要求するわけですから、きめの細かいフォローが必要です。それさえできれば、そのクラスは爆発的に伸びていきます。

④定期試験や受験が孤独な闘いにならない。

集団授業を受けてきた仲間は、言わばライバルであり、戦友です。励まし合うこともできますし、例え言葉にしなくても、そこにいてくれるだけで支えになるはずです。「〇〇も頑張っているから、自分も頑張る。」といったポジティブな関係から、「自分は遅れているから、みんなに迷惑がかかる。そうならないように次の授業へはしっかりと復習をしていこう。」など諦めそうになる自分をつなぎとめる関係にもなります。よくも悪くも、人間は常に他人と関わり、影響を受けているのだと実感できるいい経験となるでしょう。

⑤自分の夢に近づくことができる。

どんな夢（仕事）にも人間関係が欠かせません。集団授業と人間関係は切り離せませんから、あいさつといった基本から、他人に伝わる話し方（発表）までさまざまなコミュニケーションスキルを身に付けることができます。また、自分の進路やなりたい職業を、他の生徒の前で公言ですことで、夢に向かって一歩を踏み出すことができます。口に出さないのは、自信がないから、口にした以上、それに向かって頑張るのが人間なのです。

以上です。まだまだありますが、今回はこの5つにしたいと思います。個別授業には、個別授業の良さがあります。しかし、個別授業が大盛況のこの時代で、集団授業をきちんとした理由で開講しているのには訳があるのです。担当講師が、集団を良い方向にコントロールし、驚異的な結果と、生徒の成長、夢の実現をサポートしてきた塾があります。それは、教育サポート瀬戸校です。論より証拠、興味があれば一度体験授業にお越し下さい。最高峰の集団授業をご用意してお待ちしております。よろしくお願いいたします。

教育サポート瀬戸校

TEL 0120-54-0519

• ←前の記事
• 一覧へもどる
• 次の記事→