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骨太教育論

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2023-05-17更新

第38回:応用力って何だろう??

みなさん、応用力を付けようってよく言うけど、応用力って何か説明できますか??

いろいろな定義があると思いますが、「新しく学習する内容の中から、今まで学習した内容との共通点を見出し、そのうえで今までできていたことがスムーズにできない阻害要因を発見して、それを適切に解決する力」だと私は考えています。

まず、「全ての学習内容は連続している。」という認識を持つことが重要です。

表面だけを見て、「この問題は習っていない。」と言って、すぐに諦めてしまう人は、なかなか成績アップをすることが難しいと言えます。

次に、今までと違う点、阻害要因を見つける必要があります。

その際は、「今まで習った内容の延長上にある問題だから解けるはずなのに、何で自分は足踏みをしているのだろう??」と考えてみましょう。

例えば、算数の文章題で、数字が分数になった途端に立式ができなくなる事象が見受けられます。

では、そのような場合、どのようにしてその阻害要因を克服することができるでしょうか??

それは、阻害要因を今まで習ったものに一旦置き換えて考えるということです。

先ほどの例であれば、分数を整数にして、どのように立式していたかを思い出してみます。

そのうえで、まったく同じ方法で数字を分数に戻して立式すればよいのです。

これこそが、私の考える応用力です。

問題がスラスラ解けるようになること間違いなしなので、是非、この考え方を活用して、授業を頑張ってみて下さい。


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