学習への向き合い

いつもお世話になっております。教育サポート東尾道校の加藤です。

現在、期末テスト対策期間中で、日曜日に補習を行っております。そこで、やはり普段の学習への向き合い方がしっかりしている子と、イマイチ分かっていない・実践できていない子とで学習効率に差が生まれてしまっています。

テスト前だけ頑張っても、簡単に成績は伸びません。また、”大事なこと”をきちんと丁寧に扱うことができるようになることが、大人になったときに様々な場面で役に立つようになります。

まずは、学校・塾・家庭学習のすべてを大切にしましょう。教育サポートでは、スタンダードクラスは「塾で学校の予習をし、学校で確認する」スタイルで授業を進行しています。個別クラスは、それぞれの生徒さんのスタイルに合わせての学習進度となるので一概に言えませんが、「学校で習ったことのうち、苦手なところを塾で理解する」のを目標にしている子が多いです。

しかし、学校の授業を寝ていたり、友達と授業中に話していたりなど、学校での学習が疎かになっていたらどうでしょうか。塾で予習した内容が、学校で確認できず、定着が遅れてしまいます。学校でわからかなったところを聞くつもりで塾に来たのに、そもそも学校でどんなことをやったのかわからないまま、塾で先生に質問することになります。

学校の授業をきちんと受け、塾と学校の授業の両方を大事にしなければ、意味がありません。学校も、”騒いで良い場所”などでは決してありません。

さて、先ほど、「授業をきちんと受ける」ように言いましたが、授業でこの話をすると「きちんと」という言葉を軽く受け止めていたり、そもそも「きちんと」を認識していなかったりする子が時々います。

授業に出席していたら授業を受けたことには確かになります。ですが、授業を聞いていなかったり、ノートを取っていなかったりしたら、受けていないのと同じです。ノートを取る際も、「忘れたとしても後で自分が読んでわかるように」「難しくて後で先生に質問するべきところがわかるように」ノートを取るべきです。

同じ時間、座って授業を受けるのであれば、その間に「理解しようとする努力」をすべきなのです。「学校の授業を聞いていればわかったかもしれないこと」を「塾で一から聞いて知ろうとする」のは、学校の授業の時間も、塾でプラスにできたはずの時間も、二重に損しています。

学習というのは、将来に必要な様々な能力を身につけるためにあります。

ただ単に方程式を解く、とか、漢字を覚える、といったそれ単体のことができるようになるのが目的ではありません。

論理的に考えることができる。自分の考えが正しいか、客観的に確かめができる。言葉を多く知ることで、自分の伝えたいことを表現するのにふさわしい語句を選び取ることが出来る。常識から外れたような情報を謳う詐欺に騙されないように出来る。学習を通じて、その先にあるスキルを獲得するのが最大の目的です。

最後に、「約束を守る」「周りに迷惑をかけない」といったことが、当然のことのように考えていない人も、世の中にはいます。塾生がそうならないよう、私たち教育サポートの教員は指導に努めております。

まずは、普段の学校の授業や家庭での学習を見直すところから始めてください。

 

• ←前の記事
• 一覧へもどる
• 次の記事→

•